月経前症候群(PMS)治療薬の「プレフェミン」(要指導医薬品)を販売するゼリア新薬は、全国の20~40代の女性1200人に行った調査で、月経前に「イライラ」を感じる人は全体の51.3%にも達するなど、怒りっぽくなることで家庭や職場などでの人間関係に及ぼすPMSの影響が少なくないことが分かった。その一方で、症状があっても自身をPMSだと認識している人は約半数に過ぎず、4割の女性は特に対策を行っていなかったという。
PMSについては、日本産科婦人科学会で「月経開始の3~10日くらい前から始まる精神的、身体的症状で、月経開始と共に減退ないし消失するもの」と定義されており、生殖年齢の女性の約7~8割が月経前に何らかの症状を伴うとされている。
今回の調査は、PMSが人間関係にもたらす影響を把握する目的で、6月13~14日にインターネットで実施した。