参天製薬から抗リウマチ薬4剤を承継し、先月から事業を開始したあゆみ製薬は、これまで培ってきたリウマチの疾患情報や営業基盤を生かしつつ、来年1月に昭和薬品化工の医科事業を承継し、リウマチ・整形分野のスペシャリティファーマを目指す。取締役執行役員の川端政則氏は、本紙の取材に対し、「抗リウマチ薬市場と鎮痛剤市場があゆみ製薬としてうまく統合できれば、さらなる市場拡大のチャンスが生まれる」との抱負を述べた。
あゆみ製薬は、国内初のリウマチに特化した製薬企業として、抗リウマチ薬では「リマチル」「アザルフィジン」、ジェネリック医薬品(GE薬)として「メトレート」「タクロリムス」の4剤を販売。来年1月には昭和薬品化工から承継予定の鎮痛剤「カロナール」を加えた5剤を主力品として事業展開していく。