【文科省】ポスト「京」研究計画を提示‐創薬分野は計算基盤など構築

2015年9月11日 (金)

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 文部科学省は7日、スーパーコンピュータ「京」の100倍の計算性能を誇るポスト「京」で重点的に取り組む課題について、同省検討会に具体的な研究計画を示した。創薬分野では、標的となる蛋白質の動的な構造変化や蛋白質間の相互作用の制御などをシミュレーションする計算技術を開発。その上で、創薬ビッグデータ統合システムを開発し、薬剤の候補化合物を高精度かつ高速に予測できる創薬計算基盤の構築を目指す。

 文科省は、ポスト「京」を2020年までに世界トップレベルのスパコンとすることを目指す「フラッグシップ2020プロジェクト」の中で、今後取り組むべき重点事項として9課題を採択している。「健康長寿社会の実現」のカテゴリーで、「生体分子システムの機能制御による革新的創薬基盤の構築」「個別化・予防医療を支援する統合計算生命科学」を選定した。



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