患者との距離が近い仕事‐ファーマライズ薬局山手町店 林田知美さん

2016年1月1日 (金)

薬学生新聞

昨年10月からは在宅業務も担当

林田知美さん

 「調剤薬局での仕事は、患者様との直接の距離が近いと感じています」と語る林田知美さん。ファーマライズホールディングスが運営するファーマライズ薬局山手町店(横浜市中区)に勤務する薬剤師だ。2014年3月に帝京大学薬学部を卒業し、同年4月に入社。今年、2年目を迎えている。

 林田さんは高校時代、進学先を選択するに当たり、「一生働きたい」という思いがあった。理系だったために薬学部も選択肢の中にあり、薬剤師という資格を取得して一生働けること、さらには「人のためになる仕事」という点で興味を持ったことが、薬学部への進学につながった。

 その後、薬剤師の資格を取得。横浜で働きたいという思いがあったことから、勤務地や勤務スタイルなども考慮して同社への入社を志望した。

 同社入社後は山手町店に配属され、現在に至っている。現在の仕事内容は調剤業務がメインとなっているが、15年10月から在宅業務を1件担当。「まだまだ手探り状態ではありますが、一生懸命に取り組んでいます」とし、「患者様やご家族と話をして、薬の変更があった場合などには、その理由を説明したりしています。外来では聞きにくいことも、在宅の場合には聞きやすいという面を感じることがあります」とする。

 また、林田さんが学生時代に抱いていた薬剤師のイメージは、「患者様とはあまり話をしないのかなというイメージでした」という。しかし、実際に薬剤師としての仕事を積み重ね、「患者様と話をすることも多いです」とし、「また、前回私が投薬を担当したことを覚えていて下さったり、説明した内容を実践されて良かったという話などを聞くと、やりがいのある仕事だと実感します」と語る。

 職場や仕事を選ぶ上でのポイントとしては、「主な進路は薬局や病院、ドラッグストア、メーカー、卸などに分かれると思いますが、まずは、自分が何をやりたくてその会社等に入るのかを明確にする必要があると思います」と指摘。

 「私は実務実習を通して、調剤薬局での仕事は患者様との距離が近いと感じました。患者様と近い距離で働きたいと思う人は調剤薬局が向いているのではないかと思います」とアドバイスする。

 その上で、「国家試験に合格しなければ薬剤師として働けません。就職活動も大事だと思いますが、勉強もおろそかにせず、学生時代を過ごしてほしいです」とし、「低学年の頃から計画的に地道に取り組むことが資格取得につながるという意識で、日々の勉強も頑張ってほしいと思います」と、後輩の薬学生に向けてエールを送る。



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