仕事のやりがいを実感‐セガミ薬局上本町店 平井智子さん

2016年1月1日 (金)

薬学生新聞


日々の幅広い業務通じて

平井智子さん

 「処方箋調剤の対応だけでなく、患者さんとのコミュニケーションを通じた健康アドバイスなども心掛けています」と日々の薬局薬剤師業務について語る平井智子さん。2012年3月に星薬科大学薬学科を卒業、同年4月に現在のココカラファインヘルスケアの前身であるセイジョーに入社。結婚後、昨年7月からご主人の転勤に随伴する形で、グループの店舗である大阪市内のセガミ薬局上本町店で勤務する。同店は、大阪赤十字病院から100m程の場所にある住宅街立地のドラッグストア併設型の薬局で、同病院を含めた、近隣クリニックからの処方箋を面で応需している。

 平井さんが薬剤師としてのやりがいを感じるのは、店頭で来局者が病院でドクターに聞けなかった内容を尋ねられる瞬間だという。「自分が薬剤師として信頼されているということを実感しています」と話す。患者と医師との橋渡しの役割も担っている。

 基本的な業務は併設のドラッグ店舗とは分かれているが、OTC医薬品の風邪薬の選択で迷っている人にアドバイスしたり、医療衛生用品の取り扱い方を説明したりすることも少なくない。「入社1年目にOTC販売業務に従事したこともあり、そうした経験や知識も役立っています」と、対応に自信を覗かせる。

 一方で、処方箋調剤については「お待たせしないことをモットーにしています」という。一人ひとりに丁寧な対応を行う平井さんに対して、「ここは親切ですね」「これからもここに来るよ」と声をかけてくれる患者も多いようだ。特に、処方箋医薬品調剤対応では、「マニュアル通りの服薬指導だけではなく、世間話などを積極的に行うように心掛けています」とし、日々の患者とのコミュニケーションも忘れない。

 同店では、昨年11月から検体測定室としての届け出も行い、自己穿刺採血によるHbA1cなどの血液検査も有料で実施。「境界領域の方には、食生活改善や運動の実施などの健康アドバイスを行い、境界域を超える人には受診勧奨を行っています」とし、薬局、薬剤師として一歩踏み出した形での未病への取り組みも展開している。

 そんな平井さんは、学生時代は病院薬剤師を志望していた。「病院の採用は時期が遅く、その前に企業の内定を決めておきたいと考え、企業就職ガイダンスを受ける中で今後の少子高齢社会におけるセルフメディケーションの重要性を痛感し、その中でドラッグ併設型の調剤薬局に興味がシフトしていきました」と振り返る。

 就職活動については、「お客様、患者様とのコミュニケーションが大変というイメージが先行するかもしれませんが、薬剤師としての強い気持ちで乗り越えられます」と平井さん。中には薬学生という条件だけで、内定を安易に出す企業も少なくない。「そういう企業は避けたほうがいいかもしれません。個人にきちんと対応してきちんと選んでくれる人事担当者のいる企業がお勧めです」と自身の経験をもとにアドバイスする。

 平井さんは、女性の立場として働きやすさの環境も重視した就職活動を展開。「母親になっても働きやすい環境を整えている企業を選びました」という。

 現在、国から健康サポート薬局のあり方、患者のための薬局ビジョンなどが示される中で、平井さんは「患者さんのことを考えながら、日々の健康相談にも対応し、未病から疾病治療までの薬剤に関する一元管理を行っていく方向で業務を進めていきたい」と展望している。



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