経済産業省の2016年度予算案は、産業技術関係予算に5326億円を計上した。そのうち、健康医療分野では、次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業に56億2000万円を投入し、糖鎖利用技術を新たに開発するほか、バイオ医薬品の製造技術や天然化合物シーズ探索技術を確立する。
未来医療を実現する医療機器システム研究開発事業に43億9000万円を計上し、日本が強みを持つロボット技術や診断技術を活用した世界最先端の革新的な医療機器の開発、事業化を、手術支援ロボット、人工組織・臓器、在宅医療機器などの重点分野を中心に取り組みを強化していく。