【厚労省】血液製剤の安定供給策検討‐ゼロベースで抜本見直しへ

2016年1月19日 (火)

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厚労省が作業班

14日に開かれたワクチン・血液製剤産業タスクフォースの初会合

14日に開かれたワクチン・血液製剤産業タスクフォースの初会合

 厚生労働省は、化学及血清療法研究所が血液製剤の不正な製造記録を作って組織ぐるみで隠ぺいしてきた問題を受け、血液製剤等の安定供給体制のあり方を検討する「ワクチン・血液製剤産業タスクフォース」を立ち上げ、14日に初会合を開いた。外部有識者とワクチン・血液製剤産業のあり方や将来ビジョン、安定供給体制を抜本的に見直すためゼロベースで議論し、4月中に報告書をまとめる予定。

 会議の冒頭、あいさつした塩崎恭久厚生労働相は、化血研の事件に言及し、「薬事制度の根幹を揺るがすものであり、医薬品に対する国民の信頼を失墜させた」と厳しく指摘。「110日間の業務停止処分を行ったが、その後は化血研の名称での製造販売はなくなる」との考えを示した。



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