ジェネリック薬での「黒字化」「売上100億円」目標
第一三共エスファは、新薬・ヘルスケア事業を手がける他の第一三共グループ会社との相乗効果を発揮し、特許切れした新規収載のジェネリック薬(GE薬)をターゲットに、“各品目でトップ3入り”を目指す。服薬コンプライアンスや医療過誤防止に配慮した、製剤面で付加価値の高い“プレミアムジェネリック”を投入し、第一三共グループのMRと連携しながら、GE薬処方で影響力が強まる保険薬局向けの情報提供を強化する。義若博人社長は、本紙のインタビューに対し、「薬剤師に信頼される第一三共のGE薬メーカーになる」と述べ、GE薬事業での「黒字化」と「売上100億円」の早期達成を目標に掲げた。
同社は、2010年に第一三共のGE薬子会社として設立し、12年度の売上は110億円(長期収載品とGE薬合計)となっている。取扱品目は35成分81品目までに拡大し、今後は特許切れした新規GE品目を中心に100品目の品揃えを目指している。