第50回ASHPミッドイヤー臨床薬学会議に参加して

2016年3月1日 (火)

薬学生新聞


会場には2万人を超す来場者が集まった

会場には2万人を超す来場者が集まった

 米国医療薬剤師会(American society of health-system pharmacists:以下、ASHP)の第50回ASHPミッドイヤー臨床薬学会議が、2015年12月6~10日にかけて米国ルイジアナ州ニューオリンズのConvention Centerで開催されました。

 本会議は、50回目の節目を迎え、米国だけでなく世界各国から2万人を超す薬剤師、薬学生、テクニシャンで会場は溢れていました。特別講演、グループワーク、シンポジウム、口頭・ポスター発表、企業展示、薬学生やレジデントのためのRecidency Showcaseなどが同時進行で開催されていました。


九州大学病院薬剤部
秦 晃二郎

著者(左)と九州大学病院・池末裕明氏

著者(左)と九州大学病院・池末裕明氏

 ポスター発表の演題数は、Student 1880題、Resident 2018題、Fellow 51題、Professional 374題で総演題数4323題でした。内容が優れた6題については、ASHP Best Practices Awardとして、別会場にて発表および表彰が行われました。

 私は、ゾレドロン酸誘発性の腎障害に対するスタチン併用投与の影響について発表しました。海外の薬剤師と臨床研究について議論することで、海外でも共通の問題点を抱えていることを認識でき、貴重な経験を積むことができました。

 米国病院薬剤師の多くは2年間の卒後教育研修プログラムを受けますが、Recidency Showcaseでは大学卒業を控えた薬学生や2年目の研修を希望するレジデントたちが、866施設の1627研修プログラムについて情報収集・交換を熱心に行っていました。また、教育研修を修了した薬剤師やキャリアアップ等で転職を希望する薬剤師のためPersonnel Placement Service(PPS)という場が設けられており、自身の薬剤師キャリアを真剣に考えているのがとても印象的でした。

ポスター発表

ポスター発表


群馬県立がんセンター
薬剤部
藤田 行代志

 私はシスプラチン投与時の補液を改良した結果について、ポスター発表しました。外国人と分かるためか、あまり質問されないため、途中から積極的に声をかけました。他の発表者も、私がポスターを眺めていると声をかけてきます。正直、流暢にディスカッションとはいきませんでしたが、こちら側が伝えようという姿勢を見せれば根気よく待ってくれます。せっかくの機会ですし、遠慮せずチャレンジし、良い経験となりました。

 また、企業の機器展示は日本と桁違いの規模で圧倒されました。日本に紹介されていない製品・技術も展示されており、最先端が体験できます。

 会場に隣接するMardi Gras Worldという施設を貸し切って行われた懇親会にも参加しました。ニューオリンズのマルディグラは、リオのカーニバルなどとも並ぶ、世界的にも有名なカーニバルだそうです。お酒や会話を楽しむ点は日本と一緒ですが、バンド演奏を聞きながら参加者があちこちで踊っており、異なる雰囲気も楽しむことができました。

ポスター発表におけるディスカッションの様子

ポスター発表におけるディスカッションの様子

企業展示会場。展示位置を示す番号が延々とつながっている

企業展示会場。展示位置を示す番号が延々とつながっている

Mardi Gras Worldを貸し切って行われた懇親会。バンド演奏を聞きながら、食事やダンスを楽しんでいる

Mardi Gras Worldを貸し切って行われた懇親会。バンド演奏を聞きながら、食事やダンスを楽しんでいる



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