東京生薬協会は3月24日、今年度第2回総会を都内で開催し、新年度(2017年度)事業計画・収支予算案を承認すると共に、公益社団法人としての所管が東京都から内閣府に移行したことに伴う定款および規程の一部変更等を審議、承認した。
新年度の公益事業では、新たに「生薬の品質評価法技術開発への参加」が加わる。これは国立研究開発法人科学技術振興機構のセンター・オブ・イノベーション(COI)プログラムに参加するもので、この中では生薬の品質を可視化する評価技術を確立し、品質評価や真贋識別を可能とする技術開発がテーマの一つにある。NMRを用いた新しい生薬の品質評価法開発では、様々な条件下で栽培された生薬サンプルが必要となり、これに東京生薬協会の会員会社が協力し、生薬を提供する。