アステラス製薬と田辺三菱製薬は、お互いが保有する化合物ライブラリーの中で自社合成化合物を含む約25万化合物を相互に交換・利用する契約を締結した。契約期間は今月1日から5年間で、期間中は相手方から受領した化合物を用いて自由にハイスループットスクリーニング(HTS)が可能となる。
今回の契約は、注力している研究分野の異なる両社が化合物ライブラリーへの相互アクセスを可能とすることで、より幅広いHTSを実施し、化合物の創出機会を増やすのが目的。HTSによってリード化合物が得られた場合は、疾患領域や診断薬など対象範囲の制限なく、化合物に基づく研究・開発・商業化をすることができる。