厚生労働省は13日、2008年度から13年度にかけての特定健診および特定保健指導による検査値への影響をまとめた経年分析を発表した。保健指導を受けた人は、男女共に腹囲、体重、血圧、脂質の4項目において、08年度の検査値と比べ、09年度から5年連続で改善効果が見られた一方で、血糖の項目については09年の単年度は改善が見られたが、10年度以降は悪化の傾向が続いている。
保健指導を受けた人で、保健指導のレベルが強い「積極的支援」「動機付け支援」から、より弱い「情報提供」に改善した人の割合は、保健指導を受けていない人よりも5~10%高く、2年連続で保健指導を受けた人は、連続で受けなかった人と比べ、男女共に体重や腹囲等が改善していた。