【13年度入学志願者数調査】薬系大学、人気が回復‐志願者数は10万人台に増加

2013年9月1日 (日)

薬学生新聞


 今年の私立薬系大学の入学志願者数が昨年度より2万人以上多い10万3584人と10万人台に達し、募集人数に対する倍率も志願段階ではあるが9.1倍と、昨年度(6.8倍)のそれを大きく上回り、薬系大学人気が急速に回復している。私立薬科大学・薬学部57校で構成される日本私立薬科大学協会がまとめた2013年度入学志願者数調査で明らかになった。

表:2013年度私立薬系大学の志願状況

11年度から復調傾向に‐大学間では大きなバラツキ

 今年度の薬科大学(薬学部)の入学者数は入試制度が異なる北大と東大を除くと1万3663人に達し、総定員数を上回り、“定員割れ”が前年度の19校から11校へと半減したが、その大きな要因として志願者数が大幅に増加したことがあるようだ。同調査は協会加盟の57校(徳島文理香川薬学部含め)を対象に行われた。

 今年度の定員は1万1424人と昨年度の1万1459人より若干減少したが、毎年複数校で定員削減が実施されているため、総定員も減少傾向になっている。募集人数は「一般」が7129人、「推薦」が4216人で合計1万1345人(プラス若干名)で、昨年度の1万1450人(プラス若干名)より100人ほど減少した。

 これに対し志願者数は一般が8万9886人、推薦1万3698人、総数は昨年度の8万2242人を大きく上回る10万3584人(26%増)となった。

 志願者数は10年度まで減少傾向にあったが、11年度に前年度より2318人多い7万6261人となり薬学人気回復の兆しを見せ、昨年度は6000人増と復調を印象づけ、今年度はさらに大幅に増加し、「薬学人気の回復」は決定的といった印象だ。

 このうち6年制について見ると、一般6702人の募集に対し志願者数が8万4536人で12.6倍、推薦は4048人に対し1万3321人で3.3倍、総数では9.1倍になった。なお、6年制定員(1万0829人)に対する倍率は9.0倍となった。

 総募集数に対する志願者数は、全校平均では大幅に増加したものの、昨年度と同様に大学間での志願者数、倍率ともにバラツキは大きかった。平均倍率を超え、かつ2桁に達したのは21校となったが、平均倍率を大きく下回り、かつ3倍未満だったのは9校あった。そのうち3校が志願段階で倍率2倍を下回っていた。

 最も倍率が高かったのは近畿大で34.5倍(昨年度25.5倍)、次いで武蔵野大26.4倍(15.7倍)、立命館大24.3倍(22.4倍)、東京理大20.3倍(21.0倍)と続く。このほか帝京平成大が12.0倍(4.6倍)と躍進した。

 4年制については平均9.6倍だったが、このうち近畿大が30人の募集枠に対し25.6倍、慶應大が20人の募集に対し23.4倍と人気が高く、他大学とで大きな差が見られた。



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