テルモは、15日に開催した取締役会で、来年4月1日付で、取締役常務執行役員の佐藤慎次郎氏が代表取締役社長兼CEO、取締役専務執行役員の三村孝仁氏が代表取締役会長に就任するトップ人事を発表した。来年4月から始まる2021年までの5カ年中期経営計画に向けて、規模が拡大した組織の統率力強化を図りたい考えだ。現社長兼CEOである新宅祐太郎氏の今後の役職は未定としている。
テルモは、過去10年で売上高、純利益が約2倍以上に拡大し、次期中計の5年間でまた事業構成が大きく変化すると見込んでいる。21年の海外売上比率を、15年度の64%から70%に引き上げる目標を掲げており、グローバル企業としての成長をさらに加速していく方針となっている。