杏林製薬は、産業技術総合研究所(産総研)発ベンチャーで短時間のうちに細菌・ウイルスを同定できる小型の超高速遺伝子定量装置「GeneSoC」を有する「ジェイタス」を完全子会社すると発表した。感染症領域でジェイタスの技術を活用し、予防・診断・治療と幅広い事業展開を図る。
ジェイタスは、遺伝子を増幅させるポリメラーゼ連鎖反応(PCR)装置を独自技術で改良し、5~6分程度で細菌・ウイルスを同定することができ、被検者の傍らで医療従事者が行う検査(POCT)を可能とするGeneSoCを開発している。資本金は495万円。