コニカミノルタは、産業革新機構(INCJ)と共同で米遺伝子診断企業「アンブリー・ジェネティクス」を買収する。買収額は8億ドル(約900億円)で10月までに手続きを終える予定。業績連動型でアンブリーの今後2年の決算数値に応じて、最大2億ドル(約220億円)の追加代金が発生する可能性がある。出資比率はコニカミノルタ60%、INCJ40%。コニカミノルタ独自の蛋白質高感度定量検出技術(HSTT)とアンブリーが保有する遺伝子診断技術を融合し、プレシジョン・メディシン(個別化医療)事業に参入する。2021年度にバイオヘルス事業で売上1000億円、営業利益20%を目指す。
コニカミノルタは、情報機器や機能材料、情報機器と並び、ヘルスケア事業を重点領域として展開。光学や画像処理といった独自のコア技術を武器に、今後力を入れていくのが個別化医療だ。