3製品で売上100億円目指す
国内バイオベンチャー「ソレイジア・ファーマ」の荒井好裕社長は、本紙のインタビューに対し、6日に癌化学療法による口内炎に伴う疼痛緩和口腔用液剤「エピシル口腔溶液」で待望の国内初承認を取得したのを受け、「プロジェクト事業化の第一歩であり、事業計画の確実な達成という意味でも大きな意義がある」と語った。ただ、目下の課題は自販体制を整備する中国での事業展開だ。2019年には三つの製品を上市し、「売上100億円以上を目指したい」と意気込む。
同社は、08年に創業し、アジアにおいて癌治療薬や癌支持療法医薬品などの開発・販売を行うベンチャーだ。他社から導入し、ヒトでの有効性・安全性を実証したプルーフ・オブ・コンセプト(POC)取得済みの開発品を受け継ぎ、CROを活用しながら、自社で承認を取得、その後の販売も手がけるビジネスモデルを志向する。