【ノバルティス】Ph陽性CML患者、タシグナ治療をやめても半数が2年間寛解を維持

2017年7月18日 (火)

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 スイスのノバルティスは、BCR-ABLチロシンキナーゼ阻害剤「タシグナ」を治療中止した慢性期フィラデルフィア染色体(Ph)陽性の慢性骨髄性白血病(CML)の成人患者に関し、96週フォローアップの非盲検第II相試験「ENESTfreedom」「ENESTop」で、患者の半数が治療をやめても約2年間、無治療寛解維持(TFR)を達成したことを示す追加解析結果を発表した。タシグナを48週間中止していた患者の9割以上が96週時点でもTFRを維持し、欧州血液学会第22回学会で発表された。タシグナによって持続的で深い分子遺伝学的寛解(DMR)を達成し、治療中止の適格基準を満たす患者のTFRの可能性を判定するための大きなエビデンスになりそうだ。

 「ENESTfreedom」「ENESTop」は、タシグナで寛解を達成したPh陽性のCML患者の治療のやめどきを評価する試験。タシグナによる3年以上の一次治療後、持続的なDMRを達成したPh陽性のCML患者でタシグナ中止を検討した「ENESTfreedom」は、CML患者の48.9%が治療中止後96週時点でも分子遺伝学的大寛解(MMR)を維持していた。また、MMRを喪失してタシグナの治療を再開した88人のうち98.9%が再度のMMRを達成した。



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