阪神調剤ホールディング(本社兵庫県芦屋市)は先月、大阪市大正区内にあるUR賃貸住宅の1階スペースに、保険薬局を中心とした地域生活者の健康相談などに幅広く対応するスペース「ちしまメディカルパーク」を開設した。9月以降に複数のクリニックが入居する予定で、これに先行して6月1日に「阪神調剤薬局ちしまメディカルパーク店」をオープン。同社では、この施設を“日本一の健康寿命地域を目指して”をコンセプトとして掲げ、今後、薬局での健康測定会や併設スペースでの高齢者サロンなどの開催を通じて、気軽に立ち寄れるコミュニティスペースとしての活用を促していく考えだ。
「ちしまメディカルパーク」は、阪神調剤HDがプロデュースする形で施設を設計。クリニック入居スペース6区画を有するほか、薬局スペース、本格的なキッチンを備えたコミュニティスペースなどで構成されている。施設名称も、気軽に遊びに来られるような「医療のテーマパーク」をイメージしている。