武田薬品は米ニューヨークのメモリアルスローンケタリング癌センター、ロックフェラー大学、ワイルコーネル大学が来年1月に設立する非営利組織「トライ‐インスティテューショナル・セラピューティクス・ディスカバリー・インスティテュート(Tri‐TDI)」と共同研究に関する契約を締結した。武田側が150万ドルを負担すると共に最大15人の研究者を出向させて基礎研究を行う。
Tri‐TDIはアカデミア3機関がグローバル製薬企業と連携して初期段階にある化合物をPOC試験まで進めるための組織で、独自のサイエンス・アドバイザリー・ボードや理事会を置く。結核、マラリア、アルツハイマー病、癌、HIV、心疾患、肥満、顧みられない病気を含む希少疾患などを対象とする。