武田薬品は、サムスングループ傘下でバイオシミラーの開発を手がけるサムスン・バイオエピスと、開発中の複数の新規バイオ医薬品で共同開発を行うことに合意した。癌や消化器疾患といった重点領域への選択と集中の一環であり、まずは重点領域から外れている前臨床段階の急性膵炎治療薬「TAK-671」の共同開発を行う。
今回の連携は、両社で開発業務を分担することで、失敗のリスク半減を図る「リスクシェアリング・パートナーシップ」の形式を採用している。
サムスン・バイオエピスは、バイオ医薬品製造受託機関(CMO)のサムスン・バイオロジクスと米バイオジェンの合弁会社。免疫疾患や癌、糖尿病領域の複数のバイオシミラーを開発している。