【富士フイルム】ゲノム編集ベンチャーに出資‐遺伝子治療薬創出を目指す

2017年12月26日 (火)

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 富士フイルムは、ゲノム編集技術を持つ創薬ベンチャー「エディジーン」の第三者割当増資を引き受け、4億7000万円を出資する契約を結んだ。同社全株式の11.7%を取得し、今回の資本提携に合わせて、遺伝子治療薬の探索を目的とした共同研究契約を締結した。エディジーンのゲノム編集技術を用いて開発したRNAを、富士フイルムが開発したリポゾームで内包し、狙った異常遺伝子にアプローチする遺伝子治医療薬開発を目指す。

 エディジーンは、昨年1月に設立した東京大学発の創薬ベンチャーで、CRISPR-Cas9(クリスパー・キャスナイン)をさらに改良したゲノム編集技術の研究開発や、次世代型創薬システムの構築に取り組んでいる。クリスパー・キャスナイン技術で従来の治療薬では治せなかった遺伝子疾患の原因となる異常遺伝子に、直接アプローチする遺伝子治療薬でクリスパー・キャスナインが期待されているが、同社では既にクリスパー・キャスナインの重要な構成要素で遺伝子を切断するキャスナインを小型に改変する独自技術を確立。同技術を用いて遺伝子治療薬の探索や研究開発を進めている。



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