厚生労働省医薬・生活衛生局の2018年度予算案は前年度比3.2%増の90億4700万円を計上。薬剤師・薬局関係予算案も3.4%増の3億1100万円を確保した。かかりつけ薬剤師・薬局の機能強化に向けた「患者のための薬局ビジョン」推進事業費に増額の2億0700万円を確保したほか、実臨床のリアルワールドデータを活用した臨床試験を実施し、効率的な新薬開発を行うためのガイドライン策定経費を新規で5200万円盛り込んだ。
病薬連携人材育成で新事業
医薬・生活衛生局の予算案は、前年度比3.2%の増額を確保。薬剤師・薬局関連予算も増額の3億1100万円を確保し、患者のための薬局ビジョン推進事業費には2億0700万円を充てる。昨年度に引き続き、薬剤師・薬局が「かかりつけ薬剤師・薬局」として地域包括ケアに貢献できるようテーマ別のモデル事業を実施するが、新たに薬局薬剤師と病院薬剤師の連携等の地域連携を担う人材育成事業を追加する。好事例の横展開を目的に地域ブロックごとの協議会開催を支援する。