日本CSO協会は、国内CSO事業に関する実態調査を実施し、昨年10月時点の稼働コントラクトMR(CMR)数が、前年比9.5%減の3515人となり、国内全MR数に占める比率も0.5ポイント減の5.6%に低下したとする速報結果を発表した。MR総数の減少が進む中、製薬企業の人員調整や営業組織体制の見直しが、CMR稼働数にも影響を与えており、減少幅はこれまでで最も大きく、MR総数に対するCMR比率も低下した。一方で、CSO活用企業数は、前年から13社増加し、116社と過去最高を更新した。スペシャリティ領域やジェネリック医薬品(GE薬)などで戦略的にCMRを活用する動きが加速しており、裾野は拡大しているようだ。
調査は、日本CSO協会に所属するCSO8社を対象に、昨年10月から今年1月までのCSO事業の動向やCMRの状況を調べたもの。