調剤併設型ドラッグストアを展開するスギ薬局は20日、近畿大学薬学部(大阪府東大阪市)と包括連携協定を締結した。近畿大学大学院にスギ薬局と連携した「地域医療薬学講座」を開設するほか、スギ薬局が学生向けの講義・実習に協力し、薬学部教員もスギ薬局の薬剤師向けに研修を行うなど、相互に薬学生・薬剤師のスキルアップに取り組む。
急速に進む少子高齢化を背景に、在宅医療のニーズが増大している。医師や看護師だけでなく、薬剤師も在宅訪問での服薬指導等を通じて、在宅医療に貢献することが求められている。そこでスギ薬局では、近畿大学薬学部との包括連携協定により、地域・在宅医療で活躍できる薬剤師の養成を目指すと共に、地域医療における薬剤師関連施策を共同で実施することとした。同社が大学と協定を結ぶのは今回が初めてで、近畿大学薬学部も薬局・ドラッグストアチェーンと協定を結ぶのは初めて。