【エイベックス/ヒロツバイオ】癌啓発の合弁会社設立‐エンタテインメントで検診促す

2018年7月3日 (火)

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右からヒロツバイオ代表取締役・広津崇亮氏、エイベックス&ヒロツバイオエンパワー代表・保屋松靖人氏(エイベックス)、エイベックスグループ執行役員・加藤信介氏

右からヒロツバイオ代表取締役・広津崇亮氏、エイベックス&ヒロツバイオエンパワー代表・保屋松靖人氏(エイベックス)、エイベックスグループ執行役員・加藤信介氏

 総合エンタテインメント企業のエイベックスは、線虫を用いた癌の早期診断法「N-NOSE」の開発を手掛けるHIROTSUバイオサイエンス(ヒロツバイオ)と、癌の検診率向上とN-NOSEの啓発活動を国内外に向けて展開する合同会社「エイベックス&ヒロツバイオエンパワー」を設立した。また、小児癌の子供たちとその家族の金銭的支援や、子供たちを元気づけるための入院施設でのイベント企画などチャリティ活動を行う一般社団法人「エンパワーチルドレン」も設立。N-NOSEの2020年実用化を目指すに当たり、エイベックスの様々なエンタテインメント活動を通じて早期癌診断を促進し、特に若年層への啓発に注力していく。

 N-NOSEは、嗅覚に優れた線虫「Cエレガンス」を用いて尿中の癌の匂いを識別する技術で、線虫が匂いに対して示す走性行動を利用している。尿を用いるため、安価かつ簡便に測定でき、検査時に患者の苦痛がないのが特徴。マーカー検査など従来の高価で負担が大きい癌検査の前段階に当たる1次スクリーニングとしての実用化を目指している。



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