2年後に東海大と本格実習
昭和薬科大学は、9月から多職種連携教育(IPE)をスタートさせる。聖マリアンナ医科大学、杏林大学医学部、東京大学医学部の3大学と連携し、まず医学生と薬学生によるIPE実習として、4年生全員が模擬症例を用いたスモールグループディスカッションを実施する。さらに、2020年からは病院、薬局の臨床現場を目指す6年生を対象に、東海大学の医学生、看護学生、福祉学生とのアドバンストIPE実習を実施する予定だ。単科薬科大学によるIPE教育は珍しく、昭和薬大は基礎系教員も含めて大学全体でIPE教育に取り組んでいきたい考えだ。
多様な医療ニーズに対応するため、チーム医療の重要性が増す中、改訂薬学教育モデル・コアカリキュラムではIPEの考え方が追記され、学生時代からチームの一員として多職種連携の必要性を理解するための教育が求められている。