【国試予備校の現場から】医療技術の進歩は驚きの域に

2020年3月1日 (日)

薬学生新聞


メディセレスクール社長
児島 惠美子

児島惠美子氏

 こんにちは。メディセレのしゃっちょう、児島惠美子です。皆さんは大学入試センター試験の問題を毎年見ていますか?私は物理、化学、生物は見ています。なぜなら薬剤師国家試験でも物理、化学、生物があるから。時には国家試験の問題に「これセンター試験の問題じゃね?」と心の中でつっこむような問題が出題されることもあるからです。

 今回のセンター試験では生物の難しさに驚きました。もうねえ、国家試験レベル。薬学生は解けないのではないか?そう思うほどの難しさでした。

 メディセレでは、高校時代に物理や生物をやっていない、化学に自信がないという人のために、高校の物理、化学、生物の中で薬学部に必要なポイントをピックアップして橋渡しする教材「ブリッジシリーズ」を作っています。今回の試験内容を受け、教材の難度をもう少し上げたほうが良いのではと悩んでしまうほどでした。

 生物の試験が難しくなるのも当然で、医療技術の進歩はもう驚きの域に達しています。先日、私が部会長を務めた、日本青年会議所医療部会の春季総会をメディセレで開催し、全国から医師、歯科医師、薬剤師、病院経営者など医療関係の経済人が集まって勉強会をしました。講師は、関西学院大学理工学部生命医化学科准教授の関由行先生。なんと薬学部出身の薬剤師です。薬学部出身者が他分野で活躍されているなんて、本当にうれしいです。

 関先生のご講演内容は、再生医療から生殖医療まで網羅した、希望と夢のあるお話でした。今、夫婦の6組に1組は不妊というほど不妊が社会問題になっていますが、なんと皮膚細胞から精子や卵子を作れるところまで技術は進んでいるそうです。同性愛のカップルが自分たちの遺伝子を掛け合わせた子供を持てるようになるかもしれません。道徳的、倫理的問題があり、実現するかは分かりませんが、技術的にはそこまで到達していることに驚きました。

 16年間冷凍保存されていた死んだマウスの細胞からクローンマウスを生み出せたことが契機になって、技術が飛躍的に進化したとか。将来はスパイ大作戦「細胞を奪取せよ!」とかの時代になる?私の細胞、狙われる?妄想は広がります。



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