【考えよう!キャリアデザイン】独立するというキャリア [1]

2020年5月1日 (金)

薬学生新聞

キャリア・ポジション社長
西鶴 智香

西鶴智香氏

 今回から「独立する」「会社を興す」というキャリアをテーマにお話します。皆さんの中には、「将来いつか独立してみたい」という方も少なくないと思います。毎年、薬学生の就職相談の際に、「いつか自分の理想とする薬局を経営してみたい」「何をするかは未定だけど社長になってみたい」という方々にお会いしてきました。医療人育成を目指す薬学部ですが、「医療人より、ビジネスパーソンとしての達成に興味がある」という方もいらっしゃるようです。

 では、実際に独立するにはどんなことが必要なのでしょうか。資金や人脈等、しっかりと計画を立て、緻密に準備をしなければ難しいと想像される方が多いと思います。ただ、実際に独立した方々に話を聞いてみると、意外にも、そう計画的ではないケースも少なくないことが分かります。

 かくいう私も30歳の時に、“思わず”独立しました。永く勤務しようと思った会社を、様々なことが起こって退職しましたが、その時には具体的に「こういう会社を作ろう」としっかり考えて動いたわけではありません。20代のうちに結婚、出産というキャリアデザインを持って働いていたので、そのイメージから離れることに不安を感じていたのが実際です。

 結局、会社を辞めた途端に、以前の取引先や先輩から、今まで経験してきた人事コンサルタントの仕事を依頼されたことがきっかけで、転職活動を始める前にいつの間にか「フリーランスの西鶴さん」と認識されていました。その後、様々な仕事が舞い込んできては引き受け、報酬を受け取りました。意図せず独立して仕事をする状態になり、その後36歳の時に法人組織にして業務を拡大しました。

 以上が簡単に言うと、私の独立ストーリーです。私の場合はコンサルタント業なので、多くの資金は必要なかったのですが、薬剤師さんが「自分の薬局を持ちたい」という場合は、やはりある程度の資金が必要です。次回は、必要な資金と人脈についてお伝えします。



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