【医学アカデミー薬学ゼミナール】計算を制する者は国試を制する!‐第106回薬剤師国家試験へ向けた計算問題対策

2020年7月1日 (水)

薬学生新聞


物理科目責任者 茂木 雄輔、薬剤科目責任者 横井 宏哉、実務科目責任者 坂口 努

 薬剤師国家試験(以下、国試)では、多くの科目で計算問題が出題されており、例年20題ほどあり国試の合否を分ける要因の一つになっています。下のグラフに示す通り、計算問題の正答率にはバラツキがありますので、正答率の高い問題をしっかり正解することが重要となります。

 弊校(薬学ゼミナール)において、過去に実施した計算問題に対する苦手意識改善調査では、苦手意識を改善できた理由として「内容(式の意味など)が分かった」と回答した学生が大部分を占めました。式や問題の内容を理解することを意識して学修しましょう。式の丸暗記だけより、内容を理解することで応用力が身につきます。以下に、最新国試(第105回)での特徴的な出題と傾向、学修のアドバイスを示します。国試に向けての学修のヒントにしてみてください。

物理

■出題の特徴とアドバイス

 本設問は、グラフ読解が絡む計算問題であり、設定(リード文とグラフ)を見て、考えて解答する問題です。物理では、基礎事項を暗記するだけでは対応できず、頻出範囲の「内容の理解」が必要な設問が多い傾向にあります。既出問題を解く際には、なぜこの公式を使うの?グラフの意味は何?などしっかり考えて解答をする癖をつけましょう。また、出題基準における「反応速度」「酸と塩基」「物理平衡」「容量分析」の各小項目で計算が頻出です。まずは、出題頻度の高い範囲から初めて、確実な得点に結びつけましょう。

薬剤

■出題の特徴とアドバイス

 本設問は、ボリコナゾールの1日投与量を求める投与計画です。問題文中の「ボリコナゾールの定常状態における平均血漿中濃度と体内からの消失速度の関係はMichaelis-Menten式で表される」という部分から、非線形性の体内動態と考え解答しましょう。薬剤では、「薬物速度論」「TDM(投与計画含む)」「固形材料」の項目で計算が頻出です。問題中に記載してある条件に注目しながら演習を進め、対応力を養いましょう。

実務

■出題の特徴とアドバイス

 実務領域の計算問題の難易度は平易~中等の場合が多く、本問のような内容だけでなく、他には散剤・液剤・消毒薬・輸液(カロリー、mEq、Osm、NPC/Nなど)などの計算問題も出題されます。それらの出題傾向として、設問中から必要な情報を的確に見つけ出し、活用することが求められています。既出問題を解く際に、「なぜ、このような解法なのか?」「解き方を暗記するのではなく理解して解く!」などを意識し、反復して練習しましょう!

 そして、近年の既出問題は特に臨床現場で実際にあるような事例がベースとなったいますので、要チェックです。実務実習のことを思い出しながら、学修を進めましょう。

※参考正答率:薬学ゼミナール自己採点システムによるデータ(12641人参加)より



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