【日本薬学生連盟】過半数が早期から就職活動‐薬学生や卒業生にアンケート調査

2021年9月1日 (水)

薬学生新聞


 薬学生の皆さんは、学年が上がるにつれて、卒業後の自分のキャリアを意識するようになることでしょう。日本薬学生連盟はこれまで、薬学生の多様なキャリアパスを考えるきっかけとなるよう、社会人の皆さんと対談し、その内容を紹介してきました。今回は、私たちの団体に所属する高学年(4年制薬学部4年生、6年制薬学部4~6年生)の学生や、団体のOB、OGである社会人の皆様を対象に、就職に関する意識調査を実施しました(2021年度広報統括理事 日本薬科大学5年生 山沢智

多様性に富む卒業後の進路

図1 回答者の所属構成

 アンケートはGoogleフォームを活用し、計39人から回答を得ました(図1)。それぞれの質問に対して、薬学生や団体OB、OGに任意で回答してもらいました。

図2 進路

 まず、就職活動について希望進路や実際の進路を質問したところ、今回のアンケートでは病院就職(43%)が多いという結果になりました(図2)。その他企業の割合(21%)が次に多く、薬学部卒業後の進路が多様化していることが分かりました。

 筆者は今回の調査で、「メディカルアフェアーズ」という職種があることを初めて知りました。製薬企業において、医薬品情報を中立的に分析することやアンメットメディカルニーズの解決に寄与することを職務としているそうです。

 薬学部卒業後の活躍の場は、今後も広がりを見せていくと期待されます。

就職活動、低学年から意識

図3 いつから就職活動を始めましたか

 次に、就職活動を始めた時期について質問しました。5年生に進級するまでに何かしらの就職活動をスタートさせた人の割合が全体の60%以上を占め、自分の将来について、早い時期から考え始める人が多いことが分かりました(図3

 傾向として、6年制の場合、学生生活の半分が経過した頃と5年生進級後に就職活動を意識する学生が多いことが見受けられました。

図4 就職活動は何から始めましたか

 また、就職活動として最初に始めたことを尋ねると、「インターンシップへの参加から始めた」という声が多く挙がりました(図4

 その他では「就職先を決める条件を挙げてから情報収集に努めた」という声や、「公務員の教養試験の対策をした」という声がありました。

 中には、「就職サイトの登録から始めた」という声も複数あり、低学年から情報に触れられる環境を整えることから始めるのも、小さな一歩として取り組みやすいと思いました。

図5 就職先を決めた理由

 さらに、志望業界や就職先を決めた理由を質問したところ、「キャリアパスの多様さ」や「自分のやりたいことができる」といった自身のキャリアパスを重視した理由が多く挙がりました(図5

 キャリアパスに関する質問として、転職や副業への関心について尋ねたところ、64%の人が転職を考えており、合わせて67%の人が「副業をしている」もしくは「副業をしてみたい」と回答しました。

 そして、社会人の皆さんに今後のキャリアプランも尋ねたところ、経営やコンサルタント、管理職を目指している先輩方が多く見受けられました。

 これらのことから、卒業後も働き方を見直し、多方面で活躍の場を見つけていることが分かりました。

学生時代に取り組むべきことは

 就職活動では、学生時代にどのようなことに取り組んできたかを問われることもあるかと思います。

 そこで、自身の学生生活を振り返ってみてやっておいて良かったことを尋ねてみました。

 弊団体のOB、OGから回答を得たこともあり、学生団体での活動を挙げた方が多数いました。また、アルバイトやボランティア活動などを挙げた学生もおり、大学の外での活動が大きな成長につながったことが分かりました。

 このほか、「いろんなことに積極的にチャレンジすること」「社会人や他の大学の人など、人とのつながりを広げること」という意見もありました。

 現在、大学生の活動場所は、大学内にとどまらず、アルバイトやサークル活動、学生団体、SNSといったように多岐にわたっています。自分に合う場所を見つけ、学生生活の幅を広げられると良さそうです。



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