【薬学生キャリア相談Q&A】自己分析してもアピールできる自分が見つからない

2021年11月1日 (月)

薬学生新聞


キャリア・ポジション代表取締役
西鶴 智香

西鶴智香氏

Q

 薬学部4年生です。そろそろ就活を視野に入れて動きたいのですが、学内のキャリアセミナーで、まずは「自己分析からしてみよう」と聞きました。その自己分析ですが、どのようにやったらいいのか、悩んでしまいます。長所、短所とかをまとめればいいのでしょうか。でも、そもそも私に、アピールできる部分はないように感じています。

A

 就活前の自己分析についてですね。はい、ではどのように進めたらいいか、アドバイスしますね。

 まず、なぜ自己分析が必要かということです。一つは、ご自分の進路を決める際の自分の志向を分析するため。例えば、自分の興味の対象は「薬を飲む人」か「人が飲む薬」か、はたまた他のものか?この自己分析は、自分が働いてみたい職場はどんなところかを選定する際に必要です。

 そしてもう一つが、働いてみたい職場に応募して面接を受ける際、相手方から「ぜひ採用したい」と思ってもらえる自己PRをするために必要なのです。以前、ある薬学生からの相談で「病院に面接に行ったが3回連続で落とされた。どこが悪いのだろうか」と聞かれました。「自分には良いところがないけど、自分なりに分析したことを伝えたのだが」と言います。

 いろいろ聞いてみたところ、どうやら面接の場で自分のことを伝える際、相手に良い印象を与えられるような工夫をせずに、自己分析したそのままの表現で伝えていることがわかりました。例えば、「私は人見知りをします」「取り組む際、時間がかかります」とこんな感じです。自己分析では、分かるようで分からない自分のことを正確に捉えることが大事ですから、この分析は大変率直でよかったと思います。

 ただ、このまま面接の場で面接官に伝えると、相手はこの方のことをどう評価したでしょうか?「人見知りするのか。うちの病院で多職種連携ができるのか心配だな。患者にも人見知りするのかも」「時間がかかり過ぎると周りがイライラしやしないか。入職後の教育が面倒だな」と不安を与えてしまったと思われます。

 そこで、その自分を別の言葉で表現してみることにしました。「人見知りをします」は「私は相手をよく観察します」、「取り組みに時間がかかる」は「ミスが少なく、正確に仕上げます」と、こんな感じです。特に医療人は、患者に対する観察力と正確な仕事が求められますから、これはアピール材料になるわけです。結果、その薬学生は面接に受かり、希望の病院薬剤師になることができました。

 長所は自信を持ってアピール!短所は言い方を変えるだけ!きっと何かが見つかるはず!自己分析って意外と難しいのは、「自分はこうだ」という思い込みがあり、表現も広がらないからです。ぜひ、友人や家族にも聞いて、参考になるヒントをもらってみてください!



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