【国試予備校の現場から】効果的な勉強法とは

2022年9月15日 (木)

薬学生新聞

メディセレスクール社長
児島 惠美子

児島惠美子氏

 こんにちは。メディセレのしゃっちょう、児島惠美子です。みなさんは薬学部と他学部の違いって何だと思いますか。私は、勉強が大変ということが大きな違いだと思っています。女子大生が試験前に女子力を放棄してまで勉強に取り組まないといけないという薬学生あるある。さらに今はコロナ禍です。リアルの友人はできづらく、ゲームやSNSでつながるバーチャル友人が増える状況。そんなコロナ禍での勉強法をお伝えいたします。

 まずは、スマホとの付き合い方を決めましょう。よく皆さんが陥るのが、「スマホを見ない!」と決めたけれど、やっぱり見てしまい、私はダメな人だと落ち込むこと。これ、絶対やっちゃダメな思考回路です。

 今やスマホはなくてはならぬモノになりました。無理に引き離すのではなく、勉強などやるべきことがある期間はルールを決めましょう。朝30分、昼30分、夜30分と、タイマーもつけて。昼、つい長く見てしまったら、夜減らすなどして、前後で時間を調整しながら取り組みましょう。

 勉強場所を変えましょう。試験の時に、覚えたはずのものが出てこないのはよくあること。それを少しでも減らす方法として、場所と記憶を紐づけるというのがあります。トイレには生薬、枕元には薬理、机の上には解糖系みたいに、同じ場所に同じ科目を貼り、その場所をフックに記憶を想起させていくのです。

 今まではスタバなどで勉強していたかもしれませんが、コロナで外に出られません。自室の机だけでなく、リビングの机で勉強したり、お風呂で半身浴しながら蓋にタオルを敷いて覚えたりしてみてください。これ、汗かきながらお風呂場で見たなぁと思い出すかもです。気分転換にもなります。

 歩きながら勉強しましょう。家の中を歩きながら、散歩しながら勉強するというのも一つの方法です。気分転換になるだけでなく、歩くことで血の巡りが良くなりますので、脳にたくさんの酸素が送られます。座っていると眠くなりますが、歩いていると眠気は起こらず、脳が活発になります。発明家や音楽家が歩きながら着想を得たというエピソードはたくさんあります。

 これら三つの方法を活用しながら、オン・オフを意識して、確かな知識をつけていってくださいね。



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