【国試予備校の現場から】スキマ時間を無駄にしない

2023年9月15日 (金)

薬学生新聞

メディセレスクール社長
児島 惠美子

児島惠美子氏

 こんにちは。メディセレのしゃっちょう、児島惠美子です。私はこれまでたくさんの薬学生を見てきました。薬剤師国家試験に合格するなど、成功する人の秘訣は「スキマ時間を無駄にしない」です。

 学生時代も社会人になってからも良い循環を起こすために意識してほしい三つのことがあります。それは自己分析、自己管理、自己肯定です。

 人は日々成長しています。不得意なことが得意になったり、自信があった分野だったのにテストの点数が取れなかったり。国試を失敗する人はここが盲点になります。ですから自己分析を定期的に行う必要があります。国試でいえば模擬試験で自身の学習状況をチェックしましょう。

 スケジュール管理能力も非常に大切です。目標から逆算してやるべきことを計画します。1日のスケジュールを管理すると、あることに気が付くでしょう。この時間は何をしていたのかしらという空白の時間の存在です。この時間を足していくと、1日で数時間になります。この時間がスキマ時間です。この時間を有効活用すると、自己肯定感が上がります。すると、モチベーションも上がり、良い循環が生まれます。

 スキマ時間は短いので、楽に集中できます。その時間を活用できなかったとしても、今までも活用していなかったのですから、自分を責める必要はありません。やれたら達成感や充実感を感じられますので、モチベーションが上がるのです。これが習慣になれば、もう勝ちです。

 電車の待ち時間、歯を磨く間、お風呂の時間、CMの間、信号待ちの時間など、探したらたくさん見つかります。メディセレスクール生に最年長で国試に合格した人がいます。定年退職数日前に国試に合格しましたが、合格の秘訣について「スキマ時間にメディセレのドリルをやったことです」と回答しています。1日10時間勉強しなければという高いハードルではなく、スキマ時間を見つけて1問解く程度なら実践できそうではありませんか。できない自分を責めるのではなく、できる自分を増やしていきましょう。



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