【国試予備校の現場から】「生きる」を「活きる」に

2023年11月15日 (水)

薬学生新聞

メディセレスクール社長
児島 惠美子

児島惠美子氏

 こんにちは。メディセレのしゃっちょう、児島惠美子です。

 あっという間に秋めいてきました。寒くなるとなんとなく、勉強しなきゃと焦ってしまいます。定期テスト、卒業試験、薬剤師国家試験と重たい試験が始まってくるからです。その前に秋を楽しみましょう。勉学の秋だけでなく、食欲の秋、芸術の秋があります。

 今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で控えていた内定式を再開する企業が増えたようです。実はメディセレも内定式を開催しました。希望にあふれる内定者との交流は初心を思い出させてくれて、本当に嬉しい機会です。

 就職の面接でよく「社会人と学生の違いは」と聞かれると思います。「責任です」と答えるのが理想の回答かもしれません。一方で面接する側の私は皆さんに、社会に出て「生きる」を「活きる」に変化させてほしいと希望しています。

 薬学生は他学部より勉強する時間が長く、大学時代を謳歌している人が少ないように思います。クラブやサークル活動をしている人が少なく、趣味もあまりないようです。だからこそ社会では、人が欲しがる国家資格を武器に、活き活きと思いっきり活躍してほしいと思います。

 どんな選択も、それが正解かどうかはわかりません。自分の選択を正解にしようと思ってほしいです。国家試験はすんなり合格できる人もいれば、メディセレスクール生で「5回目にしてやっと合格した」「定年数日前に合格した」「言葉の壁があったけど合格した」という人もいます。非常につらい時期になりますが、これらの経験はみなさんに忍耐力を与えます。

 社会に出てからも様々なことが起こります。メディセレスクール生や元社員の中から、薬局を開局する社長が誕生しています。みんなが成功するわけではありません。2回倒産して、3回目でやっと薬局が軌道に乗った人もいます。そんなことも、つらい時期を越えたからこそ耐えられたと言っています。困難に打ち勝つ力を、国家試験を突破することで養っていきましょう。



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