【国試予備校の現場から】心の持ちようが大切

2024年9月15日 (日)

薬学生新聞

メディセレスクール社長
児島 惠美子

児島惠美子氏

 こんにちは。メディセレのしゃっちょう、児島惠美子です。

 暑い夏の中、甲子園での高校野球とパリオリンピックもあり、心も熱くなる夏でした。

 高校野球の開会式で選手宣誓した高校生が「努力したとしても、報われるとは限らない。しかし、努力しなければ、報われることはない」との言葉を胸に練習を積んできたと語りました。これは全ての人に刺さる言葉だったと思います。薬学生は定期試験や卒業試験、国家試験を突破するために努力しますが、不合格になってしまう人も残念ながら出てきてしまいます。その時の心の持ちようが大切になります。

 オリンピックも心の持ちようが大切です。国の代表に選ばれただけでも凄いのに、さらに世界の頂点に立つために国を背負うというプレッシャーの中、結果を出そうとする。すごいメンタル力が必要ですよ!先日、社内でメンタルチェックをしたら、「児島社長のメンタルはアスリート並みですよ!」と言われて笑ってしまったのですが、メンタルの強い例がアスリートなのだなと改めて思いました。

 行動心理学で努力家や頑張り屋さんの人ほど、心がぽっきり折れてしまうと分析されています。すぐには折れないけれど、折れる時はポッキリいくということです。その場合は期待をかけすぎるのはNG、力を抜くようにと言われますが、オリンピック選手は期待をかけられすぎるわけですから、メンタル力が必須なわけです。

 オリンピックはどの競技も素晴らしかったですが、個人的には男子バレーに熱くなりました。勝ったら嬉しいですが、負けても感動と興奮をありがとう!と私は心から感謝をしました。人を応援できる人は人に応援され、人に感動できる人は人に感動を与えます。選手たちが自分の競技が終わった後、他の人を応援している姿が美しいと思いました。

 人生は心の持ちようで変わります。すべてのことが楽しいわけではなく、いかに楽しんでやっていくかだと思います。ありがたいという心がないと、何を手に入れても、どんなに恵まれても幸せにはなれません。人生はやり直しはできませんが、仕切り直しはできます。熱い夏を越えて、みなさんも新たな仕切り直しをして、目標に向かって楽しんで取り組んでほしいです。



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