「Students Today, Pharmacists Tomorrow」
これは、私たち日本薬学生連盟が加盟するIPSF(国際薬学生連盟)が掲げているキャッチフレーズです。年の始まりに当たり、改めて日本薬学生連盟とはどういった団体なのか、ご紹介したいと思います。
日本薬学生連盟(APS-Japan)は世界中の35万人もの薬学生を会員に持つIPSFに日本で唯一加盟している団体です。IPSFは世界最古の学生組織で、FIP(国際薬剤師・薬学連合)やWHO、UNESCOとも正式にパートナーシップを結んでいる学生の団体です。
日本全国約700人の薬学生が参加する日本薬学生連盟では、会計や広報などの団体全体の運営は全て学生によって行われ、まさに薬学生による薬学生のための団体となっています。IPSFの活動にならい、これから紹介する各委員会が中心となって、国内外で様々な活動をしています。
では、実際にはどのような活動をしているのか、それぞれの委員会ごとにご紹介します。
国内活動
国内活動としては以下の委員会が主に活動しています。
~公衆衛生委員会~
糖尿病や高血圧等の生活習慣病予防・早期発見イベントを開催したり、お薬や薬剤師の認知向上活動を通して、地域の方々への健康啓発活動を行っています。
~薬学教育委員会~
現場の先生をお呼びして勉強会を開いたり、他の学生団体とのコラボ企画を実施し、薬学生自身の学びの機会を提供するような活動を行っています。
~渉外委員会~
在宅医療就活セミナーなど企業様とのコラボ企画を通して、薬学生のキャリアデザインを考える場を提供しています。
~地域連携委員会~
全国の薬学生をつなぐという役割のもと、上記のような企画を全国各地で行っています。
日本中の薬学生とつながれるというのが日本薬学生連盟の魅力の1つです。
~学術委員会~
薬学生として、学術研究を行い、日本薬学会などの学会で発表を行います。
国際活動
国際活動では、IPSFへの加盟を生かし、以下の委員会が主に活動しています。
~国際交流委員会~
年に一度のIPSF主催の世界会議や、アジア太平洋薬学生シンポジウムの日本での取りまとめを行い、海外の薬学生との交流を深めます。
~交換留学委員会~
海外の薬学生とのつながりを活用して、交換留学制度を設けています。
日本の薬学生の海外への留学の送り出しや、海外の薬学生の日本での留学受け入れの取りまとめを行います。
~APPS2013実行委員会~
2013年はアジア太平洋薬学生シンポジウム(APPS2013)を日本薬学生連盟のAPPS2013実行委員会が中心となり、全て学生の力で企画、運営を行いました。
海外から約400人の薬学生が参加し、1週間の期間を有意義に過ごしていただけました。
超高齢社会、高騰する医療費、医療を取り巻く環境が変わる中、薬学生として私たちにできることはなんだろう。様々な思いを持った薬学生が大学の枠を超えて、考え、行動する。そんな薬学生に新しい価値を見出してほしい。この団体が薬学生のプラットフォームになってほしい。そんな思いで私たちは活動しています。
※(一社)日本薬学生連盟は、政治的、組織的、宗教的に中立の立場であり、特定の組織の庇護を一切受けません。
予告
毎年恒例の年会『薬学生の集い』開催!今年のテーマは『彩~I・RO・DO・RI~』。日本薬学生連盟が主催する最大規模の定例シンポジウムです。ぜひご参加ください!
日程:2014年3月22~23日
場所:昭和大学旗の台キャンパス
詳しくはHPへ http://apsjapan.org/
お問い合わせ先
日本薬学生連盟/APS-Japan
事務局 apsjapan@apsjapan.org
URL http://apsjapan.org/
Facebook http://www.facebook.com/APS.Japan
Twitter Offical @APS_Japan
編集・広報統括
武庫川女子大学4年 植山 陽子