日本保険薬局協会(NPhA)は創立10周年を迎えたことから24日、横倉義武日本医師会会長の記念講演会、田村憲久厚生労働大臣、渡嘉敷奈緒美厚労大臣政務官、藤井基之参院議員、野田毅衆院議員、児玉孝日本薬剤師会会長らの来賓を迎え、懇親会を行った。また、歴代会長表彰を行い、初代会長の今川美明、3代目の岩崎壽毅の両氏に感謝状等を贈呈した。
横倉氏は日医の政策の判断基準は、[1]国民の安全な医療に資する[2]公益医療保険による国民皆保険は堅持できる――の二つであることを紹介。「国民の健康を最優先に考えるべきであり、一般薬の販売は従来通り“対面”とすべき。ネット販売は世界レベルで協議すると偽薬のことが大きな問題になっており、健康被害が起こるのではと心配している。国民と企業の利益が相反する場合は国民利益が最優先。医薬品全てをネット販売することには反対だ」と強調した。