眼科領域に特化する米アキュセラは、世界初の地図状萎縮を伴うドライ型加齢黄斑変性(AMD)の経口薬「エミクススタト塩酸塩」の開発を目指す。現在、後期第II/III相試験「SEATTLE」を実施中で、3月には当初予定より半年早く被験者登録を完了した。2016年中旬にはSEATTLE試験のトップライン結果を発表し、その結果を踏まえ、少なくともさらに1件の第III相試験を実施する計画だ。
AMDの国内患者は、ドライ型よりも滲出型が多いが、全世界では約9割がドライ型、約1割が滲出型と大部分がドライ型が占める。滲出型AMDでは、血管新生を阻害する抗VEGF薬などが上市される一方で、ドライ型AMDで承認されている薬剤はない。
訂正
9月2日にアキュセラより、「18年中頃に申請」という文言削除の申し出がありましたので、訂正しております。