5月31日はWHOが定めた世界禁煙デーでした。薬学生である今から、タバコについて学び、地域の方々に対して行うことができるよりよい禁煙啓発活動を考え、正しい知識を広げたいという想いから、「世界禁煙デー」に合わせて、関東と関西で勉強会と地域の方々への啓発イベントを開催しました。
関東では、東京でタバコに関する知識をチェックするクイズやCOPDに関する勉強、主流煙に含まれるニコチンによってどの程度肺が汚れるか可視化する模擬的な実験を行い、ワークショップ「薬学生ができる禁煙啓発活動を考える」を行いました。
関西では、2日間にわたり勉強会と肺年齢チェックイベントを開催しました。勉強会では、「喫煙者に、禁煙に関心を持ってもらう方法」「喫煙者が禁煙するために、周囲が行うことができる支援」2つのワークショップを行いました。喫煙者は自身が、支援者は周囲の喫煙者が禁煙できるよう願いを書いた短冊を飾ることができる“灰色の空を肺色にしよう”というポスターを作成しました。
肺年齢チェックイベントでは、薬剤師の先生の監修・協力のもと、地域の方々に対して「タバコが及ぼす健康への影響・受動喫煙・COPD・禁煙治療」についてクイズや紙芝居を行った後、ハイチェッカー(肺年齢をチェックできる簡易キット)を貸し出して、ご自身でチェックしていただいたり、喫煙者、支援者双方に前述の短冊に願いを書いていただいたりしました。
勉強会では、今までタバコに関して共に学ぶ機会が少なかったので、意外と知らないこともあり、有意義な時間を過ごすことができました。また地域の方々への啓発イベントでは、パートナーが喫煙しているというカップルや夫婦に多数参加していただきました。禁煙に対し、パートナーと考えるいい機会になった、正しい知識を知ることができてよかったという声をいただくことができました。今後も世界禁煙デーのみでなく、定期的に開催していきたいと思います。興味があるという方はぜひご一報ください。
公衆衛生委員長
南 絢子(慶應義塾大学3年)
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編集・広報統括
武庫川女子大学4年
植山 陽子