クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパンは、日系製薬企業の海外進出を支援する。世界100カ国の事業基盤を強みに、国際共同治験から市販後のエビデンス構築まで一括受託し、製薬企業が海外に現地法人を置いていない場合でもスムーズな開発が行えるのが強み。特に製薬各社が重要市場に位置づけるアジアでは、国ごとに責任者を配置しており、盤石な体制を築く。品川丈太郎臨床開発事業本部長は、本紙のインタビューに対し、「日本の製薬企業を世界のリングに上げるためのグローバル展開をサポートしたい」と意欲を示している。
新薬開発の効率化や生産性向上が課題となる中、製薬企業からCROへの外部委託は、単発のアウトソーシングから包括的なプロジェクトを任せるパートナーシップへとシフトしている。