日本医師会の横倉義武会長は7日、年頭にあたって記者会見し、「地域医療提供体制を維持する基本的な仕組みとして国民皆保険を守り抜き、次世代にタスキをつないでいく責務がある」と強調。持続可能な医療の実現に向け、医療者が地域包括ケアシステムの構築に取り組み、国民の健康寿命を延ばしていくことが必要との考えを述べた。
横倉氏は、4月から都道府県で地域医療構想の策定が始まることを踏まえ、「真の国づくりは、国民が健康で安心して暮らせる街づくりであり、医療はその根幹にある」との考えを示し、「かかりつけ医を中心とした切れ目のない地域包括ケアシステムを構築していくことが重要」とした。