政府の健康・医療戦略推進本部は、4月に設立する「日本医療研究開発機構」(AMED)に投入する医療分野の研究開発関連予算をまとめた。総額は1248億円と、前年度比で2.7%の増額となった。内訳を見ると、文部科学省が最大の598億円、厚生労働省が474億円、経済産業省が177億円を計上。さらに、内閣府が計上した科学技術イノベーション創造推進費500億円のうち、35%に相当する175億円を調整費として充てる。
医療分野の研究開発関連予算では、オールジャパンでの医薬品創出にAMED分で211億円を計上。新薬創出に向けた支援機能の強化を図ると共に、革新的医薬品等の開発を推進するほか、オールジャパンでの医療機器開発に145億円を充てる。