持田製薬の持田直幸社長は、1月26日の記者懇談会であいさつし、主力の抗うつ剤「レクサプロ」について、「(持田製薬、田辺三菱製薬、吉富薬品の)3社で協力して、日本における抗うつ剤のNo.1を目指し、売上の早期最大化を図りたい」と強調。子宮内膜症治療剤「ディナゲスト」と共に、大型製品への育成に意欲を示した。
持田氏は、「重点疾患領域にリソースを集中し、ライフサイクルマネジメントやパートナーシップを重視した戦略的なアライアンスを推進している」と述べ、新薬への取り組みを加速していく姿勢を示した。レクサプロは、2011年に発売し、田辺三菱グループとの連携を通じて、15年3月期には売上約100億円の着地を見込むほどに成長。昨年12月に、社会不安障害の効能追加で申請を行っており、「大きな柱に育てていきたい」と語った。