「薬学実務実習オリエンテーション」開く‐明治薬大
明治薬科大学では2015年度は、薬学科5年生317人、医療薬学専修コース2年生1人の合計318人の学生が、病院・薬局実務実習を履修する。これに先立ち4月7日、「15年度 薬学実務実習オリエンテーション」が清瀬キャンパスで行われた。
始めに、石井啓太郎学長が、「大学で学んだことを基に、実務実習では実践的な知識、技能、態度を身に付け、1年後には一回りも二回りも大きく成長した姿を私たちに見せてもらいたい」と激励。次いで越前宏俊副学長・薬学科長が、自らの病院実習体験を交え、「実習先で良き師に出会うこと」の大切さを語った。
また、伊東明彦病院実習部門長は「決して受け身にならず、学生の甘えを捨て、自らを律し実習に励むように」と述べ、菅野敦之保険薬局実習部門長は「先入観を持って自分自身で壁を作らないように」と実習に臨み、その心構え、留意点を述べた。
最後に実習生代表の男子・女子学生の2人に、明治薬科大学後援会から寄贈された真新しい白衣の授与が行われた。
5年次生対象に白衣授与式‐東邦大
東邦大学薬学部は、4月14日に2015年度の薬学実務実習に臨む5年次生233人を対象とした「白衣授与式」を行った。式では各期の病院実習生、薬局実習生の代表6人に対し、壇上で田中芳夫薬学部長より白衣が授与された後、田中薬学部長、炭山嘉伸学校法人東邦大学理事長、山崎純一東邦大学長より、それぞれ激励の言葉が述べられた。
その後、5年次生代表者が、「病院実習、薬局実習ともに2カ月半という限られた時間の中で、よりたくさんのことを吸収できるよう、決して受け身になることなく、自ら考え、積極的に学ぼうとする姿勢を持って、実務実習に取り組むことを誓います」と、「誓いの言葉」を述べ、式は幕を閉じた。
ホワイトコートセレモニーを開催‐同志社女子大
同志社女子大学薬学部は2015年度長期実務実習の開始に当たり、3月11日、京田辺キャンパス新島記念講堂で、新5年次生130人を対象に「ホワイトコートセレモニー」を開催した。
式典は、実習生の保護者や下級生も列席する中、礼拝形式で行われ、加賀裕郎学長から式辞を述べた後、医療薬学科の中西弘和主任が一人ひとりに白衣を手渡した。その後、学生代表が「約5カ月に及ぶ実習では強さと優しさを持った薬剤師を目指すために必要な知識、技能、態度を学ぶこと」を誓い、薬剤師の卵としての自覚を新たにした。
新キャンパスに移転‐北海道薬大
1974年に開学以来、約6300人の卒業生を輩出してきた北海道薬科大学が、交通アクセスの良い札幌市手稲区に新キャンパスを移転、今年度から新たなスタートを切った。同大では隣接する北海道科学大学、特に看護・理学療法学科などからなる保健医療学部と教育・研究の連携、“専門職”としての学生同士の交流を進め、地域社会の健康を支える医療人として総合力を高めていく方針だ。
新校舎は共用講義棟(A棟)、研究棟(B棟)の2棟からなる。4階まで吹き抜け、外光が注ぐA棟には同大を含む学校法人北海道科学大学としてのさらなる飛躍に向けたモニュメントとして、塔時計が設置されている。1階には学生食堂、コンビニ、書店、2階には北海道科学大学との共用講義室など。B棟は模擬薬局、シミュレーター演習室、無菌注射剤調整室などの実習室、各種実験室実習室、研究室が設置されている。また、1階から5階までの各フロアにはセミナー室、学習室が配置され、卒業研究や自主学習を行う学生が日常的に利用できる施設になっている。