田辺三菱製薬は米フィリップモリスインターナショナルの子会社であるオランダのフィリップモリスインベストメンツと共同で、植物由来ウイルス様粒子技術を用いた新規ワクチンの研究開発に特化したカナダのバイオ医薬品会社「メディカゴ」を子会社化する。カナダ会社法で認められている被買収企業が行う友好的企業買収手続きである「プラン・オブ・アレンジメント」により全株式を現金で取得するもので、12日付でメディカゴ取締役会と合意した。ワクチン事業における阪大微生物病研究会とのパートナーシップは維持する。
ワクチン領域は世界的に成長が予想される領域で、田辺三菱は新規バイオロジクス技術の獲得を通じたワクチン事業をグローバル展開の一つに位置づけている。