20店舗以上の大手チェーン薬局も概ね低下
厚生労働省は4日、医療機関や薬局の経営状況を調べた「医療経済実態調査」を公表した。保険薬局の利益率を見ると、診療報酬改定前の2013年度の9.3%から、改定後の14年度には2.1ポイント低下の7.2%となり、経営状況が悪化した。法人の店舗数別に見ても6~19店舗の保険薬局で0.3ポイント改善したが、それ以外では利益率が悪化していることが分かった。保険薬局の平均年収は、法人の管理薬剤師を除き、個人、法人ともに増えていた。
調査は、病院2578施設(有効回答数1365施設、有効回答率52.9%)、一般診療所3111施設(1637施設、52.6%)、歯科診療所1130施設(585施設、51.8%)、保険薬局1763施設(911施設、51.7%)を対象に実施した。