厚生労働省の「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会(流改懇)」は15日、現在、任意表示となっている「元梱包装単位」「販売包装単位」の新バーコード表示を原則2020年度末までに必須化し、メーカー側の事情で例外的に延長する場合でも、22年度末までに必須化することを決めた。今後は、6月までパブリック・コメントを募集し、8月をメドに医政局経済課と医薬・生活衛生局安全対策課の2課長通知を改正する。
現在、任意となっている新バーコード表示の対応状況は15年9月時点で、元梱包装単位の有効期限が内服薬70.5%、注射薬63.3%、外用薬58.3%となっており、販売包装単位の有効期限は、内用薬が14.2%、注射薬が30.7%、外用薬が3.5%と低水準にとどまっている。