あすか製薬の山口隆社長は、5月30日に都内で会見し、今年度からスタートした中期経営計画で最終年度2020年度の目標売上高700億円について、「非常にチャレンジングな目標」との認識を示した。今中計では新薬事業を再構築し、承認申請中の肝性脳症治療薬「リファキシミン」などを継続的に上市するのに加え、「他社との外部提携を通じて新たなファクターを取り入れ、売上700億円を達成したい」と売上高の上積みを狙う。
前中計では、15年度には売上高500億円、営業利益30億円、営業利益率6%を掲げていたが、未達となった。ただ、山口氏は、「オーソライズドジェネリック(AG)事業確立や次期新製品の投入準備ができた」と収穫点を語った。