日本イーライリリーは、ソフトバンクロボティクスが行う人型ロボット「Pepper」(ペッパー)の医療機関での活用に向け、製薬企業として初めてペッパーに搭載・活用できるアプリケーションを提供し、骨粗鬆症の疾患啓発に着手した。搭載されたアプリケーションは、イーライリリーが啓発活動を行っている骨粗鬆症による自覚のない椎体骨折「いつのまにか骨折」に関する内容で、一般者にリスクを訴求していく。
同アプリケーションは、医療機関に来院した患者に対し、ペッパーが「いつのまにか骨折」の可能性を問いかけ、骨粗鬆症による椎体骨折の疑いがある場合は医師への相談を促すもの。4~15日の期間で、ソフトバンクロボティクスが複数の医療機関で試験的に設置したペッパーを通じて、「いつのまにか骨折」の啓発活動を実施した。